白緑蝶"vacances【続2】

「そう、じゃあ

 無理はしないこと

 オッケー?」

「はい、オッケー」

「宜しくお願いします」

姉は、深く頭を下げた。
 
帰り道・・・

「マスミ、ここでいいよ
 私、一人で帰れるから」

「そうか
 でも、ついでだから・・・」

『一人になって、よく考えろ』
 
「そうだな、俺がいない方が
 いいな

 はあ、いろいろ合って
 ほんと疲れたぁ

 とりあえず、帰って寝て
 持久力つけてから
 突進、アタックするわ

 じゃあな、お疲れ」

「うん、じゃあね

 バイバイ」 

姉に渡された妊娠検査薬を
お土産に、私は家路を急ぐ。

家の前・・・

扉の鍵は、しっかりと
掛かってる。

私ったら、鍵、持ってないし。

ピンポーン!

「どちらさま?」

釣れない声・・・

まだ、怒ってるの?

怒ってるよね。