ここは、テオさんの別荘・・・

リビングで私達の帰りを待って
いた真澄達。

「おう、おかえり

 腹減った、早く
 飯食いに行こうぜ

 あれっ、誰?」

真澄は知らない男性、香月さん
の存在に気づく。

「お邪魔してどうもすみません

 テオ君、本当に、ここに
 タマラは居るのかな?」

「いるよ・・・」

テオさんが言ったとおり・・・

私達の部屋のドアが開かれると
さっきまで、ソラが眠っていた
ベッドで眠りについている女性
の姿があった。

「ほらね、ビンゴ

 タマラ、起きて
 早く起きるんだ」

「何、テオ
 
 テオなの?」

彼女、タマラという女性は
さっきクローゼットに掛かって
あった洋服を身に纏った姿で
テオさんの前にあっという間に
舞い降り

「どうして、ここに・・・」

問いかけるテオさんの唇に
キスをして抱きついた。