こうして、行き場のない私は今
タクシーに乗車して姉、すずの
元へと向う。
私の隣には、真澄だけがいる。
「気分どうだ
おちついたか?」
「うん
ねえ、マスミ
聞いてもいいかな?
モモと何があったの?」
真澄は、ため息をついた後
言葉を選びながら話し出す。
LA.サンタモニカ・・・
百枝の後を追い、別荘を飛び出
した真澄は、男性が待っている
と言った場所で、案の定、一人
きりで男性が来ることを待って
いる、百枝の姿をみつけた。
こんな、朝早くに居る訳がない
「モ(モちゃん)・・・」
真澄の瞳に映るのは、その場所
に現れた青年に直立不動のまま
抱きしめられて、驚いて呆然と
している百枝の姿だった。
「きてくれて
ぼく?うれしい」
「話って何ですか?」
タクシーに乗車して姉、すずの
元へと向う。
私の隣には、真澄だけがいる。
「気分どうだ
おちついたか?」
「うん
ねえ、マスミ
聞いてもいいかな?
モモと何があったの?」
真澄は、ため息をついた後
言葉を選びながら話し出す。
LA.サンタモニカ・・・
百枝の後を追い、別荘を飛び出
した真澄は、男性が待っている
と言った場所で、案の定、一人
きりで男性が来ることを待って
いる、百枝の姿をみつけた。
こんな、朝早くに居る訳がない
「モ(モちゃん)・・・」
真澄の瞳に映るのは、その場所
に現れた青年に直立不動のまま
抱きしめられて、驚いて呆然と
している百枝の姿だった。
「きてくれて
ぼく?うれしい」
「話って何ですか?」