白緑蝶"vacances【続2】

「モモ?」

「ヒワとマスミさんって
 さっきみたいに二人並んでる
 と何気にお似合いだよね

 確か、あの時もそんな風に
 思ったっけ・・・」

あの時・・・

そう、テオの別荘、真澄の部屋
の前で寄り添う二人の姿を見つ
めていた視線は、百枝だった。

「モモ、どうしたの?
 
 勘違いしないで」

「まだ、言ってるのか・・・
 
 昨日も言ったけど俺達の関係
 は、義兄と義妹、家族
 
 それに、ヒワは、ソラの嫁
 
 人妻に手を出すほど、俺は
 バカじゃない」

「ヒワさえ、いいよって言えば
 貴方はその手を取るくせに
 
 私から見れば、貴方はもう
 じゅうぶん、バカだよ

 ヒワのことを、ソラさんから
 取り戻したいぐらいに愛し
 てるくせに、行動に移せ
 ないのはヒワを傷つけた
 くないから

 ヒワが愛するソラさんを失い
 悲しむ姿を貴方は見たくない
 んでしょう?」