白緑蝶"vacances【続2】

すると、二人は同時に
振り返るの。

「ひわ、何してる?」

「ヒワ、早くおいでよ」

ソラが差し出した手に私は
触れる。

その時、海辺の方から強い風
が吹いた。

「ソラ、肌さむ~い」

私はソラの右腕をガシッと掴み
その腕に甘えてみせる。

「そうかぁ?」

「うん
 テオさんも寒いよね?」

「そうだね
 風が少し冷たいかも・・・」

「ほらっ」

ソラは空いてる左腕をテオさん
へと出す。

「えっ、僕はいいよ」

「いいから、ほらっ
 
 今なら空いてる
 遠慮するな」

「じゃあ、少しだけ」

そう言うとテオさんは久しぶり
にソラと腕を組む。

「・・・あったかい」

夏だと言うのに、私達三人は
くっ付いて歩くの。