白緑蝶"vacances【続2】

「だったら、もう隠さずに
 昔みたいにソラを好きな
 気持ち、正直に言って
 くれて構わない

 好きでいること、無理に
 やめなくていいよ」

「ヒワ・・・ありがとう
 
 ソラを好きなのか
 嫌いなのか
 僕には、わからない」

トントントン・・・

テオさんの部屋のドアが開く。

「おいっ、テオ
 上着、あったのか?

 みんな、待ってるぞ」

「ああ、うん、あったよ
 待たせてごめん

 行こう」

「ひわ、ちゃんと渡した?」

「うん」

「じゃあ、行こう
 今日は、何食べるんだ

 和食、食いたい」

「じゃあ
 お寿司なんてどう?」

「いいねぇ

 行こう行こう」

私は、ほんの少し歩調を
ずらして、二人が並んで歩く
後ろ姿を眺めている。