白緑蝶"vacances【続2】

夕暮れ時、私達は時間も忘れて
砂浜で、砂にまみれて遊んでる
子供達を見つめてる。

「ヤマト

 海の近くはダメよ」

ブルッとなる、私の体。

寒い・・・

「なんだか
 急に寒くなってきたね?」

「日向と日陰じゃ
 結構、温度差があるんだ

 朝と昼の寒暖の差も激しいよ
 
 さあ、そろそろ戻ろうか?

 今夜は、サンタモニカまで
 出かけて食事にしよう」

「ゆらに、ヤマト

 帰るわよ」

帰ろうとしたその時、背後から
私の名を呼ぶソラの声が聞こえ
た。

「ひわ、ここにいたの?
 探したぞ」

「ソラ、起きたの?
 
 どう、大丈夫
 気分はもういいの?」