白緑蝶"vacances【続2】

明後日、ここロサンゼルスを
離れ日本に戻る私が香月さん
に会う事はもうないと思うから
私は首飾りをテオさんに預けた

それに正直、あんな嘘をついた
タマラさんには会いたくない。

香月さんに会えば、きっと
彼女にも会うことになる。

「これを、僕から彼に返して
 おけばいいんだね?」

テオさんは高価なネックレス
を見つめている。

「面倒なこと頼んでごめんね
 お願いできるかな?」

「ああ、任せて

 それにしても、これはまた 
 豪華なアクセサリーだね

 ヒワ、これつけてて
 重くなかったの?」

テオさんは自分の首元を触る。

「すごく、重かったよ」