白緑蝶"vacances【続2】

「いや・・・」

私は、昨夜のソラと同じように
両手に力を込め、ムギュっと
ソラの顔を押し上げてみた。

キョトンとしてる、ソラ。

「もう、変顔にならないよ
 
 こんなにカワイイなんて
 不公平」

私は、今度はその手を下へと
ズラしてみた。

「プププッ

 やっと、変な顔になった」

「痛い

 人の顔で遊ぶな、放せ」

私は、今度は優しく貴方の頬に
手を翳し、背伸びをして貴方の
唇に軽くキスをした。

「来年には、赤ちゃんが
 授かるといいなぁ

 家族がいっぱ~い
 増えるといいね」

「ああ、そうだな」

日は沈み、夜になる・・・

「さあ、僕達もディナーに
 出かけますか?」

「そうだ、テオさん、これ
 カツキさんに借りた物なの」

私はネックレスをテオさんに
渡した。