白緑蝶"vacances【続2】

「吸ってんじゃん」

「まあ、ぼちぼち
 
 次は、酒、止めるか」

空の言葉に驚く、真澄。

「何、マジ?

 ああ、まあ、素面なら
 今回のような事は
 起きなかったかもな

 でも、あれは悪酔いした
 俺も悪い

 要は、酒に飲まれなきゃ
 いんじゃねえの?

 酒は飲むものであって
 飲まれるもんじゃねえ
 
 当たり前の話だな、ハハッ」

「浴びる程
 
 飲むもんじゃねえ?」

「そういうことだ

 それより、ソラ君
 何、着せてんの?

 他の男には見せたくない
 ってか・・・」

プールから出て、プールサイド
に百枝と並んで腰を掛け、話を
しているひわの背中を見つめる
真澄と空。

濡れた空のシャツがひわの体に
ピッタリとくっついてる。