白緑蝶"vacances【続2】

私は窮屈なドレスを脱ぎ捨て

今、着替えを済ませて

プールサイドに立つ。

「タカシ、あそこ見ろよ」

「ヒューー!」

航さんも、崇さんも。

「ゴホッ、あのバカ」

ビールを吹き出す、真澄も。

「ヒワちゃん、やっぱいいわ
 おまえが堕ちたのもわかる」

ソラと、ビールを酌み交わす
湊さんも。

湊さんの頭を小突く、ソラも。

「わかんなくていい」

ここに居る男達の視線を集めた
ところで仕方ないけれど

昨日、今日と熱い視線を浴びる
のは案外気持ちいい。

最高級とまではいかなくても
ソラの妻は、イイ女ぐらいに
思って頂ければまる、花まる。

「テオさん、手伝おうか?」

さっきからずっと、お肉を焼い
てるテオさんのお役に立てれば
と彼の元へ向かった私に、テオ
さんは言う。

「ヒワ、君って人は・・・
 
 怒ってるんじゃない、彼?」