白緑蝶"vacances【続2】

リビングで、軽いお酒を飲み
始めていた真澄に、航さん
崇さんには、お留守番を任せて

私達は、いざ、海へ・・・

海までの道のりを散歩がてら
歩いていると、すぐに到着。

砂浜は思ったよりも狭いかな?

「こんなにも近くに海があって
 最高だね」

「うん

 空いた時間に、ちょこっと
 海に出て日光浴なんて
 よくあることさ

 ビーチフロントの住宅街の
 人はプライベイトビーチに
 ・・・・」

「プライベイトビーチって
 海を?贅沢だね」

私の言葉に続く、百枝の声。

「お金持ちの考えは庶民の私
 には本当、謎だわ」

そして、湊さんがテオさんに
問いかける。

「海ってここでは
 公共のものじゃないのか?」