白緑蝶"vacances【続2】

綺麗・・・

言葉なんていらないって思って
いたけど言葉にされると嬉しい
もので、ついつい顔がほころん
じゃう。

「そう?
 
 あんまり綺麗って
 どれくらい?」

「ものすごく」

緩んで笑顔になっていく表情を
私は堪えながら、もっと聞きた
くてソラに問いかける。

「ふうん
 
 ものすごくって?」

「めちゃくちゃ」

「うんうん?」

「最高」

「うんうん、それから?」

「綺麗」

「キレイは、さっき聞いた
 他にはもう、ないの?」

貴方は、私の頬に手を翳した。

「あるよ

 おまえは、美しい
 
 美しい人・・・

 こんなに美しいのは
 誰のせい?

 やつのせい?」