高鳴る胸、ドキドキは、最高潮
で私の体を熱くさせる。

薄い、このドレスさえ纏ってる
事を窮屈に感じてしまう。

貴方の手が、私の首元を彩る
ネックレスに触れた。

宝石から放たれる光はキラキラ
と眩しすぎるほど。

「すごいねぇ、これ?
 
 なあ、赤くなってるぞ」

「えっ、やっぱり・・・」

そう、私は肌が弱くて特に
ネックレスは金属アレルギー
が出て発疹が出ちゃう。

「ムズムズしてたんだぁ」

「何、無理して付けてんだよ
 
 ほらっ、後ろ向けよ
 すぐに外してやる」

「うん
 
 あっ、そうだ、ソラ
 丁寧に扱ってよね
 
 このアクセサリーものすごく
 高価なんだから・・・」

私の首から外されたネックレス