白緑蝶"vacances【続2】

「ひわ・・・」

「その代わり、お願いだよ

 もう二度と
 浮ついたりしないで・・・」

「ああ

 二度としない」

ソラは私を強く抱きしめた後

私だけを見つめ、涙が溢れる
私の瞼に一つ目のキスを

涙のせいで赤くなった私の鼻先
に二つ目のキスを

そして、涙が流れる私の頬に
三つ目のキスをくれた。

その時、また音が聞こえてくる

その歌声は、テオさん。

「俺の代わりは見つかった
 みたいだな、行こう」

「行こうって

 ソラ、まさかさっきの演奏
 あなた途中で・・・」

「ああ、やめちゃった」

「やめちゃったって・・・
 いいの?」