白緑蝶"vacances【続2】

「ごめん」

「謝ってもダメ
 ・・・
 今は、許せない」

私は鏡越し、ソラから視線を
逸した。

「だよな・・・

 でも、俺は謝ることしか
 できない」

何度も何度も謝り続けて許して
もらうしか術はない。

寂し気な声で、貴方はそう言う
 

許せる、ひわ・・・?

やっぱり、許せない?


「何度、謝られても
 私はソラ、貴方のことを
 許せないと思う」

「ああ、だよな」

「日本に戻ったら、私達の
 これからのこと話し合い
 ましょう?」

「ああ・・・

 そうだな」

赤いルージュをひき終えた私は
髪を軽く一つに纏めてその場に
立ち上がる。