流れ落ちる涙・・・

私の頭にそっと触れる小さな手

「ママ、いいこ、いいこ」

私は、ゆらを抱きしめてソラに
言い放った。

「アンタの顔なんか
 
 みたくない」

「ヒワ、そう言うなって
 俺が悪いんだ調子に乗って
 ソラに絡んで飲ませ過ぎた
 
 ごめん、この俺も謝るから
 ソラを許してやってよ・・」

「マスミ、おまえは悪くない
 
 悪いのは酔い潰れるまで
 飲んだ、この俺・・・」

「違う、悪いのは僕だ
 僕がタマラを・・・」

僕が・・・

俺が・・・

「やめて

 もう、うるさい

 みんな、自分が自分がって
 男同士でかばい合って

 ソラの事、許してあげない
 私が一番・・・

 悪いみたいじゃ(ない)
 ・・・」