でも、何で? 私は、何故この施設に・・・・? 本当に、私はここの施設に入っていたの? 確証も無いのに、私は何故そう思ったのだろう。 しばらく、そこの施設から動けないでいた。 「あら?志津ちゃん?」 どきりとした。 施設のほうから私を呼ぶ声がする。 「あ、・・・・・・・」 「まぁ、やっぱり志津ちゃんじゃない!綺麗になって・・・!元気だったかしら?」 施設の玄関から、顔をのぞかせる中年くらいのおばさんが、私に駆け寄る。 柔らかい笑顔だった。