そう呼ぶのは彼ではなく彼の彼女と気付くのは遅くなかった。
あぁー馬鹿だなと思いながら
彼女を見つめる。
【新田花音】
小さく可愛らしい私達の一個下の彼女。
高1の彼女と高2の私。
「久しぶり」
そう返事をした。
「久しぶりに柚子と話したくって来ちゃった(笑)ちょっと話そうよ」
そう言って彼女は笑い
彼の隣に腰を下ろす。
私は、テーブルをはさんだ
前の椅子に
「あ!何か飲み物買ってくるよ!適当でいいでしょ?」
彼女は…花音はそう言って
走っていた。
私と花音は、篠宮を共通と
した友人。
友人…重いね…
そう思いながら彼に…
篠宮に視線を向ける


