「ねぇ、ひな。ひな?

なんとか言えよ。

無視すんなよぉ。 」


っるさいなー。


ちょっとは黙れっ。
しかも馴れ馴れしい!

『…なに?』


「あのさっあのさっ!二人でルール作んない?」


おー!

アイドルのくせに

まともなこというじゃないか。


『あんた案外頭いいのね。じゃあ早く決めて。』


「じゃあ俺が全部決めていいんだな?」

『うん。』

「本当な?」

『うん…』




〜それから10分後〜


「おしっ!できた!」


『遅。』

「じゃあ読むぞ?」

「1、ひなは俺をあんたって呼ばない。
2、二人の予定にあわせて家事をする。
3、トイレは1人最高で5分!
4、お互いの職場にはいかない!

※ルールを破ったばあい

相手の言うことを全て聞く!



…でいいな?」

おいおい待て待て。

『ちょっと待った!』


「なにかご不満でも?」

ご不満ありまくりだっ


『全部あたしが不利ぢゃない!』




「それはないね。」

は?

『あるよっ!』


『だってあたしのほうがなんかあっ……ん!』



あたあたあたあたし、



キスされてる の??




「ギャーギャー騒いでる口はこの口か?

ちょっと黙らせねーとな。」



『っ…ふぃ、っん!』



「なんてな。」