咲は一瞬肩を上げ、俺の胸で俯いたままこくりと頷いた。
「俺のこと…欲しいの?」
「…っウチに…せる…気っ…?」
-ウチに言わせる気?-
うん。そういう気。
だって、言ったでしょ?
咲が言うまでって。
だから、咲の口から聞かなくちゃ意味ないんだ。
咲は、まだ顔を上げてくれない。
「言ってよ。俺は、咲が欲しい。」
咲を抱きしめ、耳元で囁く。
「…しぃ…。」
「え??」
「ほ……」
「ほ??」
恥ずかしそうに顔を隠して、俺の制服を握り締めて、咲は言う。
「十馬が…ほ…欲しい…。」
咲は、小さな声で言った。
それによって俺の顔が緩んでいくのがわかる。
心臓が、苦しい位に動いているのがわかる。
「…じゃあ…、しても…いい…??」
「…へっ?」
咲は真っ赤にして顔を上げた。
「俺のこと…欲しいの?」
「…っウチに…せる…気っ…?」
-ウチに言わせる気?-
うん。そういう気。
だって、言ったでしょ?
咲が言うまでって。
だから、咲の口から聞かなくちゃ意味ないんだ。
咲は、まだ顔を上げてくれない。
「言ってよ。俺は、咲が欲しい。」
咲を抱きしめ、耳元で囁く。
「…しぃ…。」
「え??」
「ほ……」
「ほ??」
恥ずかしそうに顔を隠して、俺の制服を握り締めて、咲は言う。
「十馬が…ほ…欲しい…。」
咲は、小さな声で言った。
それによって俺の顔が緩んでいくのがわかる。
心臓が、苦しい位に動いているのがわかる。
「…じゃあ…、しても…いい…??」
「…へっ?」
咲は真っ赤にして顔を上げた。



