Dead line−死線−


 今日、楓の家に泊まることにした優香は母にメールを送っていた…

友達の家に泊まることにした。という嘘をつこうと考えていた…

そして優香はこう打った

今日友達の友子ちゃんのとこ泊まってくる



送信するとすぐに母からのメールがあった

どうせまた楓君のお家なんでしょ?
父さんには友達の家に泊まってるって言っとくから安心しなさい

あと、着替えはあるの?
無いなら今、父さんは会社の人達と飲み会だから取りに来なさい

と…

なんでか母親には全部ばれていた

まったく女の勘というものはよく当たるものである

ずっと一緒にいるから当たるのも仕方ない気もするが…

それでもいつもなんでもお見通しだった

そして優香は楓に言った

「ちょっと着替え取ってくるね」

楓はコクりと頷き優香をアパートの下まで送って言った

「気をつけてな」

楓の声が優香の耳に入った

少し歩いていた優香だったが

楓のところに戻って行き

「ありがと。」

優香は一言つぶやき

楓の胸に飛び込んだ

しばらくして優香が楓の胸から離れると優香はニコッと微笑んで楓に背を向けて歩いて行った…

楓は、優香の背中が見えなくなるまで見守っていた…