放課後になってあたしはみんなのノートを数学準備室に持っていく。 重っ…… 重すぎてフラフラしながら向かう。 「うわっ…」 何かにつまづき、あたしはバランスを崩した。 目の前にはあたしが手放したノートが宙を舞っている。 「水城!!」 倒れそうになった瞬間、あたしは誰かに支えられた。