あれからあたしは式に遅れずに参加した。 ただ理事長とか校長とか、その他もろもろの人達の話しを聞くだけだし、そこまで大きなものじゃないしね。 この時はまだそう思っていた。 「…では、次に異動の先生方を発表します。」 どーせ、たいした先生じゃないだろうとあたしは目を瞑りかけた。 「……小林郁斗先生、…」 「はい。」 え? 瞑りかけた目がパチッと開いた。 異動する先生で呼ばれたのは郁斗先生… な、んで?