「そうか」 安堵したような表情を浮かべる、博士。 「紗英ちゃんって友達が、一緒に走ってくれて・・・」 「友達は沢山できたか??」 「うん!てか、紗英ちゃん、あたしが息切れしてないことに驚いてた。」 「あー・・・、今度、意識的に息切れできる装置でも、取り付けるか」 「あはは、マジで言ってる??はかせ。」 −−・・・話変えて良かった。 梨苑も、そっと、安堵した。