「青森県から来た河野 あずさんだ。みんな仲良くするように。」
「河野 あずです。
よろしくお願いします。」
「河野の席は一番後ろの窓際な。」
「はい。」

…ふぅ…
やっぱり人前に出るのは緊張するなぁ。

「ねぇねぇ、青森県ってどんなとこ?」


「あ、…青森県は…私はちょっと田舎のとこに住んでたんだ。けっこう良いところだったんだよ!」
「へー!!!いーなぁ。田舎って景色とか綺麗だよね!あ、私は沙羅。中村 沙羅。よろしくね!!」

「あずです。よろしくお願いします。中村さん…」
「堅苦しいよ。沙羅でいーよ!!」
「あ…私もあずでいーよ」
「よろしくね。」

沙羅は、すごくお喋りな子でかわいー子だった。

そのおかげで
見知りな私も沙羅とはすぐに打ち解ける事ができた。