カタストロフィ


「華乃、俺だけ見てよ」

『私はずっと、琉綺君しか見てないよ。琉綺君が私だけを見てなくてもね』

「俺は華乃しか見てないよ」

『ウソつきだね』

「ほんと、そーゆーとこムカつく」

そう言って再び私は琉綺君にまた、シーツの波へと戻される。

それを拒めない私。

愛してる、愛してわ。
でもね、君は違う。

君はただ、依存してるだけなんだよ。
私が離れないのを解ってて、依存してるだけ。

いつから、君はこんななんだろう。

私はいつから、こんな関係に諦めを感じ始めたんだろう。



"愛してる"の気持ちが色褪せないまま
ただ、関係だけが色を無くして
静かに静かに
枯れていく