『…ねえ、あなた新入生…じゃないよね?入学式終わったし…大人っぽいし…』

ふと気になったことを聞いてみた。

「あぁ…俺、矢吹高校から転入してきたんだ。」

『そうなんだ!!何年何組?』

「2年3組だけど…あんたは?てか名前…」
『…2年!?うっそ年し…た…??』

びっくりして隣にいる彼を見て、余計びっくりした。

(かっこいい…てかきれい…)

さらさらな黒髪…切れ長の目に薄い唇…
ほどよく焼けた肌…それに背も高い

本当にかっこ良かった。

「あの…」

『あ、ごめんっ私は3年3組の相川雪月花!!あなたは?』

彼はびっくりしたように

「え…3年?みえねぇ…」

と呟いた。


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