と。

「どうしました…?」

草むしりの途中なのだろうか。

首にタオルをかけ、軍手をつけた用務員が雪ん子達に声をかける。

「あ、龍太郎一味の人だ」

よっ!と馴れ馴れしく挨拶する遊里。

雪ん子も、用務員の姿を見て目を細める。

共に用務員とは顔見知りのようだ。

その事に。

(こいつら『あの』用務員とも結託してるのかぁあぁあっ?)

超怯える鷹雅。