だが、遊里はそんな毒舌なんて全く堪えない。

そもそも嫌われている事さえ気付いていない節がある。

「またまた鷹雅君、そんなツンデレな事言っちゃって」

プププと笑いながら鷹雅の後をついて来る遊里。

「ツンデレ河童ってどの方面で需要があるの?それ誰得?」

「誰得でもねぇ!寧ろ俺損だっ!」

振り向きもせずにまくし立てる鷹雅。