天神学園高等部の奇怪な面々23

担任の教師をも押し退け、教壇からクラスを見渡す遊里。

嫌な予感がする…。

様子を窺っていたこはくは。

「あ゛~っ!」

一目散に鷹雅に飛び掛かった遊里にギョッとする!

「さっきの河童だ!何隠してんの!」

「おわっ!何をするやめ…」

先程遭遇した時と違い、頭襟でデリケートな頭の皿を隠していた鷹雅だが、遠慮も容赦もなくそれを外しにかかる遊里。

何という極悪非道な攻撃。

「こらこらこらこらっ!」

思わずこはくが乱入して、それを止める。