その頃、問題児は。

「遊里キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」

勝手に教室に入っていた。

何の根拠か、ここが自分のクラスと思ったらしい。

いきなり引き戸を開けられ、目を丸くする教室内の生徒達。

「だ…誰…?」

ロシア娘が。

「転校生…?」

眼鏡男子が。

「また貴女ですか…」

生徒会長が。

胡乱な目で遊里に注目する。

3年生の教室のようだ。