華やいだ会話を交わす女性教師陣。

そんな職員室に。

「……」

一応こんなんでも女性教師の一人、完璧超人が入ってきた。

何か妙に無口だ。

昨夜老酒でも飲みすぎて二日酔いなのだろうか?

「あ、あの…おはようございます…お茶…淹れましょうか?」

恐る恐る声をかけるこはくに。

「いや…茶はいい…」

低い声で呟く完璧超人。

「そんな事よりこはく、お前に頼みたい事がある」

彼女は職員室の入り口の方を見る。

…タタタタタッ、と軽い足音。

その足音が止まったかと思うと。