「ねぇ、美空~」



「なによ、凪沙」



あたしの名前は、『篠田美空(しのだみく)』



そして、声を掛けてきたのは、友達の凪沙だ。



「今日ね~、西高の男子と合コン決まっちゃったー!」



「うっそ、マジ?」



「マジマジ!そんでさぁ、行く人1人少なくなっちゃってぇ」



「その合コンあたしが行く!」



あたしが、即答すると凪沙はにんまりと笑った。