日本を支える大企業、江ノ宮グループの一人娘。
江ノ宮 香織(えのみや かおり)

そんな大企業のご令嬢、香織の元へ一通の手紙が届きました。

「おはようございます、お嬢様。
 先程お嬢様宛に、このような手紙が届きました。
 私が確認致しましたところお嬢様が通っている学園の生徒からではないようなのですが
 …いかが致しましょう?」

手紙を差し出してきた執事、神谷響(かみや きょう)
彼は、香織が十歳の時に世話役兼教育係として江ノ宮グループの当主・江ノ宮 怜(えのみや れい)に任命されてから今日までの七年間親身になって香織を支えてきたので香織が信頼している仲間の一人である。