「あれは嘘でもなければ脅しでもない。紛れもない真実だ。俺達は今までも、そしてこれからも呪われ続けていく。俺達はその苦しみに解放される日を夢見てた。けどな、なかなか叶わなかったんだ。絶望してたんだよ……変わりのない日々に……。何も変わらないのだったら…中途半端な介入だったら、むしろこのままでも…なんて思った。だからその分、みんな慎重になってるんだ。中途半端な傷って痛いんだよ。あとな、どうやって解放されるのか?って疑問に思ってるんだ。そして未来の事も考える。解放されたあとの自分と向き合うのが怖い……。この呪いは言い方を変えれば自分の一部でもある」
「でも、みなさん気丈に振る舞って…」
「いや…それは見た目だけだ。呪いのせいだとか言ってるけど、俺達は結局…臆病なんだよ…なんにしても…。まっ、解放の仕方云々言ってるより、今はまだ小さいが…希望の光が俺の目の前にいるんだ……それは確かなことだからな……。やっと、ここまでこれた…」
春馬理事は苦笑いを浮かべた。
「でも、みなさん気丈に振る舞って…」
「いや…それは見た目だけだ。呪いのせいだとか言ってるけど、俺達は結局…臆病なんだよ…なんにしても…。まっ、解放の仕方云々言ってるより、今はまだ小さいが…希望の光が俺の目の前にいるんだ……それは確かなことだからな……。やっと、ここまでこれた…」
春馬理事は苦笑いを浮かべた。
