そこには本当に“翼”がいた。 「ほっほんとだ……。」 「ね、いたでしょ♪」 「ぅ…うん……。」 「「ってことで、千尋(千尋ちゃん) いってらっしゃい♪」」 そう言うと彩音と花梨は アタシの背中を押した。 「えっ!? ちょっちょっと…」 ドン――――