「はいはい、
わかったから千尋、涙拭いて。」

「うん。」

「ほんとに世話のかかる子なんだから。」

「ごめんね…。」

「…まっ!そこが可愛いんだけど♪」



そう言って彩音は微笑む。





キーンコーンカーンコーン―――



「おぉ~本当に授業おわったね。
ねっねっ千尋ちゃん、彩音。」

「うん、そうだね。」

「ホント。
はじめてよ、こんなことしたの。」


「「「……あははは」」」