★ 理想のコイビト ★

「いーじゃん、別に。お前はお前なんだし。」



「でも、」



「まっ、“背が高い”ってのは当てはまってんだしさ、いいじゃん!」



「でも、」



「あぁー!!もうっ!!ってか、イケメンったって、好みはそれぞれだろ!!」



「じゃあ、繭の好みのイケメンってどんなのなんだよ!!」



「んなもん、知るか!!」



ベシッと手鏡を投げつけてきた恭一は、うぜぇ!マジうぜぇ!と吐き捨てるように呟くと、シュンとする俺を横目に、はぁー…と面倒臭そうに溜め息をついた。