★ 理想のコイビト ★

「でも今は、その悠生くんと付き合ってんでしょ?しかも悠生くん、繭にベタ惚れだし…今さら好みとか関係なくない?」



その通りだ。よく言ってくれた!名も知らぬ女の子A。



俺は繭にベタ惚れ。だから今さら好みとか関係ない。



そりゃそんな女の子が好みなのは本当だが、今は繭が好き。



少々男前だろうが、下級生にモテモテだろうが、どんと来い!!



俺はどんな繭だって愛してみせる!!



グッと拳を握り締めた。