「よし、ここなら…あ。」



「でかした!アミー…あ。」



でも、俺達は選択を誤ってしまったらしい。



瞬間、固まる俺達の目に飛び込んできたのは………もちろん無人の教室。



が、その机や椅子には、脱いだブレザーやブラウスやスカートなとなど、明らかにこの教室には主がいることを主張していて。



「「体育かよっ!!」」



アミーゴらしくハモった俺達は、ガクッと項垂れる、と同時に口許をヒクつかせながらパッと顔を見合わせた。