「でっ、こっからどうするよ?アミーゴ?」



「このままじゃ不審者としてパクられる。んでもって、間違いなく停学、だな。アミーゴ?」



「それはマズい、ぞ。アミーゴ?」



「同感、だ。アミーゴ。」



あれから数十分。



繭の学校に着いたはいいものの、どうしていいか分からず校門の前をウロウロしていた俺達は、誰がチクッたのか、校舎から現れた体育教室らしきヒゲマッチョ男と、間違いなく生徒指導らしきパリッとした白シャツを着込んだオールバック男に指名手配されていた。