「……悠生、くん?」



「あっ、繭!」



「どうしたの?その、格好…。」



「あー…」



あれから数時間。



いつものように繭の学校に迎えに来ていた俺は、校門から出てきた繭の第一声に、柄にもなく顔を赤くしながら目を泳がせた。