えと、一体なにが…



「あぁー!もうっ!!なんで俺がっ!!あぁー!もうっ!!」



「ぐえっ!!」



瞬間、俺のオデコを思いっきり押し、フンッと鼻を鳴らした恭一。



あまりにも突然のことに、ビックリ通り越して頭が真っ白になってしまったが、そんなことよりなにより首が痛い。



「ちょっ、恭一!」



バッと顔を上げた俺は、涙目で首を擦りながらキッと恭一を睨み付けた。



「あ?」



でも、そんな俺の睨みが恭一に効くはずもなく、突然、俺の腕をガシッと掴み、ヒッと小さく声をあげる俺を無視した恭一は、いつかのように俺をズルズルと引き摺りながら教室へと向かった。



「えと、」



「黙れ。」



「ヒッ!」



そしてガクガク震える俺を無理矢理椅子に座らせ、ふぅ…とひとつ息をついた恭一は、よしっ!と気合いを入れると俺のブレザーに手をかけた…。




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