男子校の俺と、一駅前の女子高の彼女。



恋に落ちたのは、通学で使う電車内。



痴漢されてた彼女を助け、お礼を言われた瞬間、一目惚れしてしまったというベタな展開。



その時に連絡先を交換して、地道に距離を縮めて3ヶ月。



人も疎らな駅のホームで一世一代の告白。



実は両想いでした、というベタベタな展開。



それが俺と繭の馴れ初め。



運命だ!赤い糸だ!と叫ぶ俺を横目に、ダチの恭一(キョウイチ)は本気で呆れていたが、構わず屋上から叫び続けた。