高木君は目を細めて笑った。 笑った顔が爽やかで、まるで5月の風を思い出した。 「へぇ~。愛されてるんだねー」 そう言うと、ハっと我に返ったのか。 「耳真っ赤だよ~?」 「っっ。いいじゃないっスか」 ちょっとぶっきらぼうになる高木君。 ・・・ちょっと可愛いかも。