**** ー何してるんだよ。俺。 そっと、身を隠していた壁に背中を預ける。 高坂先輩が宮下先輩の手を引いて、どこかに行ってしまう。 その事が、なんだか怖かった。 もう2度と。俺のトコに帰ってこないみたいで。 気が付いたら、追いかけていた。 木田先輩の、「ドコ行くんだよ!」という声を聞いた。 佐倉先輩の、、「待って!」という声を聞いた。