「先輩っ!1つー。いいですか?」 先輩は歩みをやめて、こっちを振り返る。 高木君も海斗も、高坂先輩もー・・・。 「こんなあたしのドコを好きになったんですか?」 先輩は一瞬キョトンとした顔をする。 と、突然笑い出した。 なっ!こっちは真面目に聞いてるのに! 先輩は、 「わっかんね」 と笑い飛ばした。