「いった!何ですか!この話の流れでデコピンとかっ!」 「虫ガ止マッテタ。キニスンナ」 「超棒読みなんですけどっ!」 もぅっ。とおでこを押さえるあたし。 先輩はアハハと笑って、アイスコーヒーの缶のプルタブを開けた。 「たいしたコトじゃないんだけどさ」 先輩はふざけるのをやめて、ゆっくりと話し出す。 「オレ。カノジョ出来たんだよね」 ー!?