「すぐ戻るから!顧問には適当に言っといてやって」 先輩にグイグイ引っ張られて、連れてかれる。 どこに行くのか分からない。 でも、先輩の後ろなら、どこに行っても大丈夫なような気がした。 それほどに、先輩の背中はたくましく見える。 「たった1歳なのに・・・・・・」 先輩の後ろ姿に小さく呟く。